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出版社:筑波書房
出版日:2021年08月30日頃
ISBN10:4811905962
ISBN13:9784811905969
販売価格:3,300円
第1部では、消費者や外食産業、国際貿易・協定、地産地消をテーマに、食卓をとりまく全体像と直面する課題を明示した。続く第2部では、穀物や野菜、肉類、油脂、飲料の中から代表的な品目を取り上げ、アグリビジネスが作り出す食と農の見えないつながりを浮き彫りにした。最後に、第3部では、資材、種子、土地,労働という農業生産に欠かせない基本要素を取り上げ、アグリビジネスが食の源流に触手を伸ばすことで、農業を起点に食のあり方を大きく変えつつあることを提示した。
序 章 アグリビジネスと現代社会
第1部 食卓から社会と世界を見つめて
第1章 食の貧困と子どもの危機
第2章 フードビジネスとワーキングプア
第3章 農産物市場の不安定化と国際食料消費構造の変貌
第4章 メガFTA/EPAと食料貿易
第5章 地産地消の空間分析と農業・食料ネットワークの展開
第2部 農場から食卓へ─ブラックボックスを読み解く─
第6章 コメビジネス─公共とアグリビジネスー
第7章 小麦ビジネス─農商工の連携による国産小麦の挑戦─
第8章 野菜ビジネス─企業の農業参入と植物工場─
第9章 ワインビジネス─南米チリの輸出農業とアグリビジネス ─
第10章 食肉ビジネス─国内鶏肉産業におけるアグリビジネスの新展開─
第11章 植物油ビジネス─油脂を食生活に浸透させた政治経済動向─
第3部 食べ物の源流を追って
第12章 植物遺伝資源と種子ビジネス
第13章 スマート農業─農業関連資材産業の新展開─
おわりに:オルタナティブとしてのアグロエコロジー
第14章 多国籍アグリビジネスと海外農業投資─土地投資を中心に─
第15章 農業労働力のグローバル化─食料輸入大国の新展開─
終 章 食と農のオルタナティブを目指して
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