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出版社:化学同人
出版日:2020年04月28日頃
ISBN10:4759820353
ISBN13:9784759820355
販売価格:3,080円
「近いうちに実現するかも」と言われている新しい科学技術が,本当のところはどうなっているのかを解説!
新しい科学技術が誕生し,近いうちに実用化されるのではいうニュースを,よく見聞きするだろう.しかし,その後どうなったかを知らされることはほとんどないのでは.実際,予想とおりになるものは少なく,多くの予測は誤りとなる.つまり,言いっぱなしの状況だ.それでよいのか.この本では,「宇宙エレベーター」「核融合エネルギー」「臓器プリンター」「ロボットによる建設」といった最新科学技術をとりあげ,それらが「現状どうなっているか」「なぜ実現できていないか」「今後どうなるか」を解説する.皮肉っぽい語り口とシュールなマンガで,思わずニヤリとしながら,手軽に楽しみがなら,科学技術の本当のところを知ることができる.
1.序ーーもうすぐかも.「かも」を強調
第1部 「宇宙」のもうすぐかも!?
2.宇宙への安価なアクセス方法ーー最後のフロンティアは,めちゃくちゃお金がかかるものである
3.小惑星探査ーー太陽系の廃品置き場あさり
第2部 「モノ」のもうすぐかも!?
4.核融合エネルギーーーそれが太陽を動かしているわけで,結構なことだけど,それでうちのトースターは動かせるの?
5.プログラム可能な素材ーーあなたのモノが,どんなモノにでもなるとしたら?
6.ロボットによる建設ーー金属の使用人よ,私のために娯楽室をつくるのだ!
7.拡張現実ーー現実を修正するもうひとつの方法
8.合成生物学ーーフランケンシュタインのようなモンスターは本書製作中ずっと,忠実に薬をつくったり入力作業を行ったりしています
第3部 「人体」のもうすぐかも!?
9.プレシジョン・メディシンーーあなたに関して特におかしなところ全部〜統計的手法
10.バイオプリンティングーー新しい肝臓ならすぐに印刷できるのに,どうしてマルガリータ七杯でやめるんだ?
11.脳コンピューターインターフェースーー四十億年にわたって進化してきたのに,鍵を置いた場所をいまだに思い出せないので
12.結論ーーもうすぐではないかもしれないもの,別名「失われた章の墓場」
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