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出版社:法政大学出版局
出版日:2023年04月10日頃
ISBN10:4588130358
ISBN13:9784588130359
販売価格:3,080円
文学、哲学、宗教学、経済、人類学など多岐にわたる分野で決定的な足跡を残した20世紀の思想家ジョルジュ・バタイユ。その思想の中核に位置する贈与と共同体の主題に焦点を当て、現代における自然と人間の関係、財産、所有、家族などの問題を論じ、さらにはアナキズムの倫理と衝突させることで、来るべきバタイユ像を描き出す。第一線の論者たちによって結晶化した、刺激的な手引き書。
まえがき
資料1
バタイユの考古学 【中沢新一×岩野卓司】
グノーシスの考古学 【岩野卓司】
資料2
バタイユにおけるメディアと贈与──『ドキュマン』から『至高性』へ 【酒井健】
雑誌という共同性の場 【江澤健一郎】
そうさ、いまこそアドベンチャー!──バタイユのアナキズム思想 【栗原康】
自由に書くということ──大杉栄=栗原康にならって 【澤田直】
生を与える──家族と共同体 【澤田直】
白いインクで書くとすれば 【横田祐美子】
笑いの感染──「留保なきヘーゲル主義」以後、デリダはバタイユとどう付き合ったか? 【鵜飼哲】
思索の全般経済へ向けて 【酒井健】
資料3
青空論──終わらない物語について 【陣野俊史】
窓の外の青い空、転落と飛翔 【福島勲】
舞台、経験、〈文学〉──ラクー=ラバルトにおけるバタイユ 【郷原佳以】
供犠、悲喜劇的経験としての 【井岡詩子】
全般経済学と純粋アナーキー原理 【山田広昭】
モラルとしてのアナキズム 【石川学】
逸脱していく贈与──モースとレヴィ=ストロースを危険に読むバタイユ 【岩野卓司】
贈与の危険は引き金であり安全装置である──「逸脱していく贈与」の余白に 【大森晋輔】
資料4
バタイユ頌
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