本ページはプロモーションが含まれています
不妊、当事者の経験

著者:竹田恵子
出版社:洛北出版
出版日:2018年09月25日頃
ISBN10:4903127273
ISBN13:9784903127279
販売価格:2,970円
不妊治療は、少しずつ、現在のような普及[ふきゅう]に至りました。むかしと比べ、受診への敷居[しきい]が低くなったのは間違いないでしょう。  とはいえ、治療を実際に始めるとなると、多くの人は、躊躇[ちゅうちょ]、不安、迷い、焦り[あせり]などの、重い感情を経験します。  不妊治療をめぐるこのような経験は、何が原因で生じるのでしょうか?  また、このような経験は、不妊治療が普及していったこの20年間で、どのように変化していったのでしょうか?  この本は、以上のような、たいへん素朴な疑問から出発しています。  不妊治療が普及していったこの間は、日本の社会もおおきく変わり、情報通信技術の普及によるコミュニケーションの変容もあった時代でした。しかも、不妊治療を受ける当事者は世代がかわる移行期にありました。  そのため、この本では、二つの時代(2000年代初期と2010年代初期)に治療を受けた当事者たちへの、インタビュー調査とアンケート調査をもとに、一人ひとりの経験をくわしく取り上げています。さらに、この二つの時代の、家族形成、仕事環境、インターネット利用、公的支援なども視野に入れ、医療の素人[しろうと]である当事者が編[あ]み出す、不妊治療への対処法を明らかにしています。  不妊治療をめぐるさまざまな経験に悩まされた当事者たちーー彼女・彼たちが、それでも不妊治療をつづけるには、それなりの努力が必要でした。その努力は、「素人」ならではの、いくつもの「ちいさな」対処法を編み出しました。それらの対処法、すなわち技術(アーツ)は、驚くほどユニークな側面をもっており、しかも不妊治療の現場で、次の新しい当事者へと伝えられていったのです。  そしてこの、ちいさな技術(アーツ)の積み重ねと伝達こそが、現在の不妊治療のかたちを導いた原動力であるとともに、不妊治療が暴走することのないようチェックする、静かですが強力なブレーキの役目を果たしていたと考えられます。  まずはこの本の目次をご覧いただいて、関心のある章から、ざっと目を通してみてください。一人ひとりの当事者の、息づかいを感じていただければ幸いです。
お気に入り追加
ショップ

古本・中古価格

在庫詳細
アマゾン(中古)
検索中...
楽天市場(中古)
検索中...
Yahoo!ショッピング(中古)
検索中...
au PAY マーケット(中古) icon
検索中...
メルカリ
検索中...
楽天ラクマ
検索中...
Yahoo!フリマ
検索中...
ネットオフ
検索中...
駿河屋
検索中...
ブックオフオンライン
検索中...
スーパー源氏
検索中...
日本の古本屋
検索中...
ジモティー
検索中...
Yahoo!オークション
検索中...
モバオク
検索中...
DMM通販(中古)
検索中...
HMV & BOOKS(中古)
検索中...
ebookjapan(電子書籍)
検索中...
BookLive(電子書籍)
検索中...
honto(電子書籍)
検索中...
楽天kobo(電子書籍)
検索中...
紀伊国屋(電子書籍)
検索中...
お気に入り追加

新品・買取・口コミ

関連書籍

履歴すべて削除

キャンペーン・割引クーポン

©2006-2025 Bookget  古本買取  運営情報