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出版社:洛北出版
出版日:2015年10月26日頃
ISBN10:4903127230
ISBN13:9784903127231
販売価格:3,080円
『アンチ・オイディプス』から『アンチ・ナルシス』へ。
ブラジルから出現した、マイナー科学としての人類学。
レヴィ=ストロース × ドゥルーズ+ガタリ × ヴィヴェイロス・デ・カストロ。
アマゾンの視点からみれば、動物もまた視点であり、死者もまた視点である。
それゆえ、アンチ・ナルシスは、拒絶するーー
人間と自己の視点を固定し、他者の中に別の自己の姿をみるナルシス的な試みをーー。
なされるべきは、小さな差異のナルシシズムではなく、多様体を増殖させるアンチ・ナルシシズムである。
動物が、死者が、人間をみているとき、動物が、死者が、人間であるのだ。
第1部 アンチ・ナルシス
第1章 事象への驚くべき回帰
第2章 パースペクティヴ主義
第3章 多自然主義
第4章 野生の思考のイマージュ
第2部 人類学的視点から読む『資本主義と分裂症』
第5章 奇妙な相互交差
第6章 多様体の反ー社会学
第7章 すべては生産である -- 強度的出自
第3部 悪魔的縁組
第8章 捕食の形而上学
第9章 横断するシャーマニズム
第10章 生産がすべてではない -- 生成
第11章 システムの強度的条件
第4部 食人的なコギト
第12章 概念のなかの敵
第13章 構造主義の生成
文献一覧
訳者あとがき ┃ 山崎吾郎
『アンチ・オイディプス』から『アンチ・ナルシス』へ --『食人の形而上学』解説 ┃ 檜垣立哉
索 引
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