歴史的思考

歴史的思考、歴史家特有の思考とは何か。米国の生徒や教師に対する詳細な質的調査研究をふまえ、歴史教育の意義と可能性を追究する。 監訳者まえがき 導入ー歴史理解を理解する 第1部　なぜ私たちは歴史を学ぶのか？ 第1章　歴史的思考とその不自然な行為 第2章　歴史の教授・学習についての心理学 第2部　生徒への挑戦 第3章　歴史的テキストの読み取りについて ー学校と学問の不仲についての覚書 第4章　エイブラハム・リンカーンを読む ー文脈を踏まえた思考についての事例研究 第5章　過去を描写する 第3部　教師への挑戦 第6章　異なるレンズを通して見る歴史 ー歴史を教える上で学問的視座の果たす役割 第7章　歴史を教える上での知恵のモデル 第8章　時間と場所に見るひだ ー歴史教師の知識を理解するためにパフォーマンス課題を用いる 第4部　国家の記憶としての歴史 第9章　言葉に迷うー歴史授業におけるモラルの多義性 第10章　新世紀において歴史意識を作ること 【補足論文】 教えることと知識ー新しい改革に向けた基礎基本（リー・ショーマン） 教師は何をいかに学ぶのかー視座の転換（リー・ショーマン＆ジュディス・ショーマン） 監訳者あとがき 註