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出版社:みらい
出版日:2022年02月28日頃
ISBN10:4860155432
ISBN13:9784860155438
販売価格:2,860円
地域福祉の領域は、全対象型包括的支援体制の構築から地域共生社会の形成が進められるなかで、福祉サービスのみならず日々の生活をどう維持・支援していくか、そのシステムをどう構築していくかへと対象が広がり、他領域のまちづくり、また地域づくりとの連携が必要とされている。
こうした背景と変化を受けて本書では、社会福祉士養成カリキュラムに示された基本項目を押さえながら、今後の地域福祉との連携を深める目的から、関連領域(生活困窮者自立支援、多職種・多機関連携、災害への備えと避難対応等)について、その情報提供と学習の機会を提供する。また、地域で起きている身近な事例からはじめ、地域福祉の推進主体、社会福祉協議会を中心とする担い手の役割と、さらに推進の基本的な視点と理論、地域福祉の発達過程へと学びを展開させていく。その上で、推進手段としての福祉行財政と福祉計画の理解を促している。さらに、その中核となっている包括的支援体制と地域共生社会の形成、これらを踏まえた今後の地域福祉推進の課題と展望について学習を進める。
章を追って順に学習を進めることで、地域福祉への基礎から応用へと関心と理解が進み深めることができる内容と構成になっている。
序章 私たちの生活と生活課題
第1章 地域福祉の主体と形成
第2章 地域福祉における民間組織・住民の役割
第3章 社会福祉協議会の組織と役割
第4章 地域福祉の基本的な視点
第5章 イギリス・アメリカにおける地域福祉の発展過程
第6章 日本における地域福祉の発達過程
第7章 地域社会の概念と変化
第8章 地域福祉における行政組織及び専門職の役割
第9章 財政と地域福祉
第10章 福祉計画の意義
第11章 地域福祉計画の策定と運用
第12章 包括的支援体制の構築と地域共生社会
第13章 生活困窮者自立支援の考え方
第14章 地域福祉実践における多職種連携・多機関協働
第15章 災害時等における総合的かつ包括的な支援体制
第16章 地域福祉と包括的支援体制の課題と展望
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