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出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
出版日:2017年01月24日頃
ISBN10:4802510403
ISBN13:9784802510400
販売価格:3,080円
人の「こころ」の領域にまでITが入り込んできた今、人間の潜在能力を高め、よりいきいきとした状態(=ウェルビーイング)を実現するテクノロジーの設計、すなわち<ポジティブ・コンピューティング>のアプローチが求められています。近年注目されている「マインドフルネス」や「レジリエンス」、「フロー」などもウェルビーイングを育むための要因ですが、ではこういった心理的な要因とテクノロジーを、どう掛け合わせることが出来るでしょうか。
本書では、ウェルビーイングに関する様々な分野の最新の研究成果を基に、この問いを解き明かしていきます。これからのテクノロジーの在り方や、向き合い方を考えるうえでの基盤となる一冊です。
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人間がよりよく生きるとはどういうことだろうか? 心という数値化できないものを、情報技術はどうやって扱えばよいのだろうか? 本書は、このような問いに答えようとする者に対して、示唆に富んだヒントを与えてくれるだろう。
(「監訳者のことば」より)
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テクノロジーは本当に人を幸せにするのか?
ITがどんどんと発展し、便利な世の中になった反面、AIが人の役割を奪うのではないかという危機感や、情報過多が引き起こす閉塞感など、悪い側面もまた見え始めています。そういった背景があり、「今の自分、今いる場所」を意識することでストレスを無くし、充足感を高める「マインドフルネス」や、完全な集中状態に入ってパフォーマンスを上げる「フロー」などの注目度が上がっているのが現在の状況ではないでしょうか。では、テクノロジーで人を本当に幸せにすることはできないのでしょうか?
本書が扱う「ウェルビーイング」とは、「こころが満たされ、健康で幸せな状態」を指す言葉です。本書では人の、あるいは社会全体のウェルビーイングを支えるテクノロジーを実現するために、土台となる知識を提供し、人々の幸せをテクノロジーでサポートする新たなアプローチの可能性を提示していきます。
★「こころ」がITの分野にも入り込んできた今、これからのテクノロジーを支えるシステム設計者や開発者、技術者の方、そしてストレスフルな現代社会を生きるすべての人に読んでほしい1冊です。★
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