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出版社:世界思想社
出版日:2019年04月16日頃
ISBN10:479071733X
ISBN13:9784790717331
販売価格:1,980円
「文化人類学は『これまでのあたりまえ』の外へと出ていくための『思考のギア(装備)』だ。本書はその最先端の道具が一式詰まった心強い『道具箱』だ。こんなに『使える』本は滅多にない」若林恵氏推薦。尾原史和氏による常識を覆すカバー付
はじめに すべての考える人のために
序 論 世界を考える道具をつくろう (松村圭一郎・中川理・石井美保)
第I部 世界のとらえ方
1 自然と知識ーー環境をどうとらえるか?(中空 萌)
2 技術と環境ーー人はどうやって世界をつくり、みずからをつくりだすのか(山崎吾郎)
3 呪術と科学ーー私たちは世界といかにかかわっているのか(久保明教)
4 現実と異世界ーー「かもしれない」領域のフィールドワーク(石井美保)
第II部 価値と秩序が生まれるとき
5 モノと芸術ーー人はなぜ美しさを感じるのか?(渡辺 文)
6 贈り物と負債ーー経済・政治・宗教の交わるところ(松村圭一郎)
7 貨幣と信用ーー交換のしくみをつくりだす(深田淳太郎)
8 国家とグローバリゼーションーー国家のない社会を想像する(中川 理)
9 戦争と平和ーー人はなぜ戦うのか(佐川 徹)
第III部 あらたな共同性へ
10 子どもと大人ーー私たちの来し方、行く先を見つめなおす(高田 明)
11 親族と名前ーー関係している状態をつくるもの(高橋絵里香)
12 ケアと共同性ーー個人主義を超えて(松嶋 健)
13 市民社会と政治ーー牛もカラスもいる世界で(猪瀬浩平)
参考文献
もっと学びたい人のためのブックガイド
索 引
○コラム
1 認識人類学の展開 分けることと名づけること(中空 萌)
2 ブルーノ・ラトゥール STSと人類学(山崎吾郎)
3 スタンレー・タンバイア 呪術・科学・宗教(久保明教)
4 合理性論争(石井美保)
5 岡本太郎 境界線を吹き飛ばす爆発(渡辺 文)
6 マルセル・モース 贈与論のその先へ(松村圭一郎)
7 貨幣の多義性(深田淳太郎)
8 フーコー権力論と人類学(中川 理)
9 日常的暴力と日常的平和(佐川 徹)
10 生業と子育て(高田 明)
11 あらたな親族研究の潮流(高橋絵里香)
12 民族誌、実践誌、人類学(松嶋 健)
13 デヴィッド・グレーバー アナキズムと人類学(猪瀬浩平)
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