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出版社:彩流社
出版日:2011年07月22日頃
ISBN10:477911635X
ISBN13:9784779116353
販売価格:2,750円
時は清教徒革命から王政復古へいたる動乱期、
幽閉された伯父のもとへ、ひとりの若者が馬を駆るー
ジョージ・エリオット14歳の筆になる、未完の歴史ロマンス。
作者のマリアン・エヴァンズ(1819-80)はのちに男性名のペンネームを用いて作家となり、小説(『サイラス・マーナー』『ミドルマーチ』など)、エッセイ・評論を執筆。「ジョージ・エリオット」という名はイギリス文学史に深く刻まれた。
本書では、第一部で『エドワード・ネヴィル』のテクストにC・アレグザンダー、J・マクマスター教授らによる詳細な解説を付した「ジュヴェニリア出版」版(オーストラリア)の翻訳を、第二部では『エドワード・ネヴィル』の主要登場人物のひとりヘンリー・マーテンと彼が生きた清教徒革命の時代、舞台となった場所などを詳しく紹介。大作家となる以前のひとりの少女の想像力と創作の過程を追う。
はじめに
第一部 『エドワード・ネヴィル』/マリアン・エヴァンズ著 ジュリエット・マクマスター他 編
はしがき ジュリエット・マクマスター
本文についての覚書 ボニー・ヘロン/タニア・スミス
『エドワード・ネヴィル』 マリアン・エヴァンズ(ジョージ・エリオット)
注解 ジュリエット・マクマスター
解説 ジュリエット・マクマスター
史的事実についての後記 タニア・スミス
引用文献および参考文献
第二部 『エドワード・ネヴィル』をめぐって/ 樋口陽子 著
第一章 『エドワード・ネヴィル』について
一 作者/二 未完の歴史ロマンス/三 ジュヴェニリア出版
第二章 副主人公ヘンリー・マーテン
一 親族/二 ヘンリー・マーテンと清教徒革命
第三章 ゆかりの地を訪ねて
一 チェプストウ教区教会とチェプストウ博物館
二 チェプストウ城とティンタン修道院/三 ピアスフィールド
四 ハンティンドン博物館/五 ケンブリッジ大学シドニー・サセックス・コレジ
参考書目
あとがき
年表
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