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出版社:慶應義塾大学出版会
出版日:2013年03月28日頃
ISBN10:476642008X
ISBN13:9784766420081
販売価格:2,530円
世界の金融状況と危機管理体制を分かりやすく解説。
▼慶應義塾大学経済学部にて2011年に開催された講義「金融資産市場論」(全26講義)の中から、選り抜きの6講義を編集し書籍化。
▼金融危機、通貨危機のたびに、どのような危機回避の仕組みをつくってきたのか。
また、倒産した企業を再生させる仕組みとは、どのようなものか。
実務担当者が具体的に紹介する。
まえがき
第一章 東日本大震災と経済・財政・金融・資本市場 山本 茂
はじめに
一 問題の整理
二 実体経済への影響
三 財政への影響
四 金融資本市場への影響
五 東京電力債問題
六 復興への道筋
第二章 財政赤字解消のための財政ルールの構築 吉野直行
はじめに
一 日本が置かれている状況と諸問題
二 ユーロ圏が置かれている状況と諸問題
三 日本が置かれている状況をどう乗り越えるか
第三章 預金保険制度 田邉昌徳
一 預金保険とは
二 破綻処理の具体的内容
三 預金保険の歴史的成立過程
四 日本と世界の危機対応の方法
五 金融機関の役割、預金保険の役割
第四章 事業再生と金融市場
--産業再生機構と企業再生支援機構の取組みーー 翁 百合
はじめに
一 産業再生機構の活動
二 事業再生の六機能と金融サービス
三 産業再生機構の事業再生の特徴
--従来の銀行の不良債権処理法との違い
四 九〇年代以降の不良債権深刻化の背景
五 リーマン・ショックまでの事業再生市場の動向
六 企業再生支援機構(ETIC)の取組み
第五章 欧州問題とあるべき金融規制 柴田拓美
一 パラダイム・シフト
二 欧州危機
三 あるべき金融規制と今後の金融機関
四 学生の皆さんへ
第六章 IMF(国際通貨基金)からみた世界経済 加藤隆俊
一 最近の世界経済の流れとIMF
二 IMFの全体像
三 現在の世界経済勢力関係
四 IMFで、国際社会で働くために
二〇一一年度「野村ホールディングス寄付講座 金融資産市場論」講義
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