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出版社:学事出版
出版日:2024年01月23日頃
ISBN10:4761929715
ISBN13:9784761929718
販売価格:2,200円
間違った「聴き取り」が「不適切な指導」「指導死」につながる今、どのように子どもの話を聴いたらいいのか。『提要(改訂版)』が示す「聴き取り」のポイント整理に加え、学校現場における「聴き取り」の準備・留意点・実際の流れについてわかりやすく解説。
1章 生徒指導における「聴き取り」とは
1.聴き取りの目的
2.グレーゾーン事案
3.聴き取りは、教員が身につけた習性に反する
4.入職前に抱く、聴き取りへの不安
5.パターン別の聴き取り
6.学級経営への影響
7.「子ども同士のトラブル」と軽く片付けるのは危険
2章 令和時代の「聴き取り方」
1.間違った聴き取りが、「不適切な指導」や「指導死」につながる
2.リーガルナレッジが求められる
3.『生徒指導提要(改訂版)』が示す聴き取りのポイント
4.録音・録画について
3章 聴き取り前の準備
1.いきなり聴き取るのは危険
2.事前の準備
3.チェックリストで確認
4章 話の聴き方
1.子どもの人権に配慮した聴き方
2.言葉遣いや子どもの呼び方
3.聴き取り者の話す量は最小限を意識
4.質問の種類
5.5W1H質問やクローズド質問をオープン質問でペアリングする
6.不適切な質問の形式
7.聴き取る部屋や座る位置、聴き取り時間の目安
5章 聴き取りの流れ
1.聴き取りの流れ
2.5W1Hを意識して聴く
3.聴き取り後の指導
4.こんな時どうする?
6章 聴き取りの実際
ミニ聴き取り:授業中にいざこざが起こった
いじめ事例:「いじめ」があるという訴えがあった
7章 聴き方の失敗例から考える
1.聴き取りと指導がごちゃまぜになっている
2.初めから決めつけている
3.その後の処遇をほのめかしたり、脅迫したりする
4.聞き手の興味に沿った聴き取りになる
5.子どもと信頼関係を築けず、拒絶されてしまう
6.担当者や人数が不適切である
7.ダラダラと長くなる
8.場所が不適切である
9.実際に起こったケース
8章 聴き取りが終わったら記録する
1.記録の目的
2.記録に関する注意
3.「聴き取り」記録例
9章 聴き取りが終わったら報告する
1.生徒指導主事や学年主任等の立場から見た教員の報告
2.管理職の立場から見た教員の報告
3.保護者の立場から見た教員の報告
4.聴き取りだけでは終わらない聴き取り
10章 専門職の「聴き取り方」
児童生徒に対する事実の聴き取りにおける注意点〜弁護士の話の聴き方〜
限られた関係の中で重ねるやりとり〜家裁調査官の話の聴き方〜
3つの大前提〜スクールカウンセラーの話の聴き方〜
顔見知りだけど評価を下さない存在〜養護教諭の話の聴き方〜
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