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出版社:岩崎学術出版社
出版日:2021年08月10日頃
ISBN10:4753311821
ISBN13:9784753311828
販売価格:4,950円
「カウンセリングを受けて症状が悪化した。」「フラッシュバックがひどくなった。」これは,トラウマの影響を受けた内面の防衛機能がインナーチャイルド(内なる子ども)を護ろうとしている証拠なのです。内的家族システム療法では,内面での心的な力動を,〈防衛パーツ(管理者,消防士)〉と〈被防衛パーツ(追放者)〉に分けます。そして治療の行き詰まりを,〈防衛パーツ(怒っているパーツ,批判するパーツなど)〉,が働いてくれているととらえ,そのパーツたちに取り組むことから始めます。本書は,内的家族システム理論を分かりやすく実践と結びつけ,神経科学の観点からも解説しています。ワークブック形式で,書き込みながら技法を習得していける初学者向けの簡単な入門書です。事例もトラウマ由来の嗜癖,うつなど多岐にわたり,クライアントへの尊厳に満ちた洗練されたアプローチを紹介しています。
Section 1:内的家族システム療法(IFS)の概要
Section 2:アセスメントと診断
Section 3:IFS療法とエクササイズ
Section 4:防衛パーツと連携する際によく起こる課題
Section 5:癒し:負荷を降ろすプロセス
Section 6:セラピーに役立つヒント
Section 7:IFS療法の様々な適用について
訳者あとがき
参考文献
索引
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