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出版社:有斐閣
出版日:2020年12月21日頃
ISBN10:4641150826
ISBN13:9784641150829
販売価格:1,980円
財政の意義や役割を理解することを主眼とした,これまでにない財政学の入門テキスト。財政の基礎を学んだあと,貧困・格差が広がり分断が進む日本社会が抱える課題を,財政学の観点から解説する。複雑な制度や難しい理論を学ぶ前の,最初の一冊として最適。
序 章 経済・社会の動揺と財政──分断の時代を生きる
第1部 財政の基本をつかむ
第1章 予算と財政民主主義──財政は「共同の財布」たりうるか/第2章 税と信頼──社会を映す税制/第3章 社会保険と生活保障──負担の側面から読み解く/第4章 財政赤字の理論と実際──債務国家化の進展/第5章 地方自治と地方財政──身近な政府を考える
第2部 財政の視点から社会問題を解く
第6章 経済成長と所得再分配──狭間で揺れる財政の役割/第7章 格差・貧困の拡大と所得保障──労働による「自立」を問いなおす/第8章 世代間対立と社会保障──少子高齢社会をともに生きる/第9章 地域の変容と地方財政──「生活の場」のニーズを満たす/第10章 グローバル化の進展と財政の変容──福祉国家の行き先
終 章 社会統合と財政──財政学を学ぶということ
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