本ページはプロモーションが含まれています
昆虫の哲学

出版社:みすず書房
出版日:2016年05月21日頃
ISBN10:4622079887
ISBN13:9784622079880
販売価格:3,960円
人間は昆虫をどう考えてきたのか、という問いに科学哲学から答えようとするアリストテレスはクモやサソリまで昆虫に入れていたし、18世紀フランスの博物学者レオミュールはワニまで昆虫に分類することを提案していた。また、人間に比してはるかに小型なその存在は、スケール効果にかんする議論のきっかけとなった。ハチやアリの巣に君臨しているのは王か女王かも、さんざん論じられた謎だった。昆虫学者の文体はプルーストのような作家にも影響をあたえ、社会生活をする昆虫は、共和制、王制、奴隷制度、労働といった人間社会の制度をめぐる議論とかさねられた。 本書は「法の哲学」「芸術の哲学」「科学の哲学」「自然の哲学」などと同じ意味で「昆虫の哲学」だ、と序文にある。古代から現代まで、昆虫をめぐって人間が考えてきたことを、ダーウィン、ファーブルはもちろん、多角的にふりかえり、生物多様性、ユクスキュルの環境世界論、デリダの動物論にまで言い及ぶ、刺激的な科学エッセー。 序文 第一章 微小の巨人 大きさーー平凡な概念の複雑さ 尺度(スケール)の変化 絶対的大きさという概念 第二章 コガネムシへの限りない愛 分類の基本 奇怪なワニ 境界線の問題 自然分類法 ダーウィンと変異する子孫 方法論の革命 まだ存在しなかったとき、昆虫は何であったのか? 第三章 昆虫学者の視線 作家と昆虫学者 活劇物語 風俗劇 ラ・フォンテーヌの寓話 昆虫の仕事 昆虫学者の文体 昆虫学者に向けられる視線 第四章 昆虫の政治 王それとも女王? アマゾネスと顕微鏡 競合するパラダイム 共和制か君主制か 昆虫のあいだの不平等について 戦争と奴隷制 進化と社会 動物の社会? 第五章 個体の本能と集団的知能 クモとクモの巣 ミツバチと巣房 神の意図か、自然選択か 個体と超個体 第六章 戦いと同盟 蜂蜜、蜜蝋、絹 害虫と病原体の媒介動物 敵の敵 受粉ーー自然の秘密 第七章 標本昆虫 擬態 カムフラージュ ショウジョウバエと遺伝学 社会生物学 第八章 世界と環境 ボディープラン 散歩者、イヌ、マダニ 現象学と動物学 動物行動学と動物の倫理 謝辞 訳者あとがき 参照文献 人名索引
お気に入り追加
ショップ

古本・中古価格

在庫詳細
アマゾン(中古)
検索中...
楽天市場(中古)
検索中...
Yahoo!ショッピング(中古)
検索中...
au PAY マーケット(中古) icon
検索中...
メルカリ
検索中...
楽天ラクマ
検索中...
Yahoo!フリマ
検索中...
ネットオフ
検索中...
駿河屋
検索中...
ブックオフオンライン
検索中...
スーパー源氏
検索中...
日本の古本屋
検索中...
ジモティー
検索中...
Yahoo!オークション
検索中...
モバオク
検索中...
DMM通販(中古)
検索中...
HMV & BOOKS(中古)
検索中...
ebookjapan(電子書籍)
検索中...
BookLive(電子書籍)
検索中...
honto(電子書籍)
検索中...
楽天kobo(電子書籍)
検索中...
紀伊国屋(電子書籍)
検索中...
お気に入り追加

新品・買取・口コミ

関連書籍

履歴すべて削除

キャンペーン・割引クーポン

©2006-2025 Bookget  古本買取  運営情報