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火の女 シャトレ侯爵夫人

著者:辻由美
出版社:新評論
出版日:2004年07月15日頃
ISBN10:4794806396
ISBN13:9784794806390
販売価格:2,640円
ニュートン〈プリンキピア〉を仏訳したフランス最初の女性科学者の生涯を活写。 科学の重い扉をこじ開けた女の熱情的な人生  18世紀フランス、男の牙城の重い扉を力づくで開けて科学界に足を踏み入れた最初の女、それがエミリ(シャトレ侯爵夫人)だった。彼女は、並はずれたエネルギーをもち、何事も中途半端にはできない火のような女だった。愛人ヴォルテールがフランス社会に突きつけた糾弾の書『哲学書簡』の筆禍で投獄の危機にさらされたとき、エミリは彼を辺境のシレー城に匿う。かくして、エミリとヴォルテールの密度の高い学究と執筆の生活がはじまる。  18世紀は、科学の時代にして女の時代であった。地球は宇宙の中心にあるという教会が堅持してきた宇宙観が崩れ去ったことで、天文学ブームがおこり、火星人や水星人の存在について議論が沸騰した。エミリは論文や著作も残しているが、歴史的業績となったのは、ニュートンの『自然哲学の数学的原理』(通称〈プリンキピア〉)をはじめてラテン語からフランス語に翻訳したことである。  当時、宇宙の体系にかんして、フランスの科学界で権威があったのはデカルトの渦動説であり、ニュートンの万有引力説はなかなか受け入れられなかった。ニュートンの大著を翻訳するということは、そこに書かれている命題や定理のすべてを独自に計算しなおし、その正しさを証明することでもあり、現在考えられる翻訳という作業をはるかに超えるものであった。  この仕事が終盤に近づいていたとき、43歳のエミリは再び恋に陥って身ごもり、産褥熱で亡くなった。学究と恋愛、それは彼女を深いところからつき動かし引き裂いていた二つの情熱であり、そして彼女の命を奪ったのも、この二つの情熱であった。
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