出版社:勉誠出版
出版日:2019年07月31日頃
ISBN10:4585222456
ISBN13:9784585222453
販売価格:880円
安政五年に締結された「日米通商条約」は本当に「不平等」だったのか?関税障壁20%はどのような意味を持っていたのか?
アメリカ総領事・ハリスはどのような人物だったのか?
「不平等条約」の真実に迫る。
第一部 日米通商条約の経緯 鈴木荘一
第一章 ペリー来航と日米和親条約
ペリー来航
ペリー艦隊の再来日
徳川幕府とペリー艦隊の神経戦
日米和親条約締結
第二章 日米通商条約の無勅許調印
日米通商条約案の確定
アメリカ総領事ハリスとの通商交渉
雄藩連合
朝廷の攘夷論
通商条約再諮問
井伊大老の無勅許調印
第三章 桜田門外の変
戊午の密勅
密勅返納問題
第二部 関税率二〇%を容認したアメリカ 関良基
第四章 関税率二〇%はどのようにして決まったか
教科書の「定説」
関税率二〇%は国際水準だった
大英帝国の自由貿易帝国主義
米国の保護関税政策
日米条約交渉と関税率の決定
通貨問題は日本側の判断ミス
老中・松平忠固と生糸輸出
第五章 尊王攘夷運動がもたらした関税自主権の喪失
開港後の貿易
エスカレートする攘夷派のテロ
下関戦争と関税自主権の喪失
関税率引き下げによって失ったもの
第三部 アメリカ総領事ハリスの親切 村上文樹
第六章 日本へ来たハリス
来日前のハリス
ハリス来航直前の下田の実情
玉泉寺がアメリカ領事館に選ばれる
寺院が領事館となる宗教上の軋轢
アメリカ総領事館になった玉泉寺
第七章 交渉人としてのハリス
領事館の日々
砲艦外交のペリーと誠実外交のハリス
大病を患ったハリス
日本に関税20%を許したハリス
アヘン貿易を厳禁したハリス
第八章 唐人お吉物語その虚構と真実
玉泉寺へ通った五人の女性
三日間の勤務で解雇されたお吉
|