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出版社:東方書店
出版日:2015年12月10日頃
ISBN10:4497215172
ISBN13:9784497215178
販売価格:2,640円
国際善隣協会の定例講演会において2012年から2015年にかけて行われた13人の若手研究者による満洲研究の現状報告をまとめたもの。あの戦争の時代を直接知る世代が少なくなっていくなかで、実体験のないわれわれは「満洲」にどう向き合っていくのか。新しい挑戦への足がかりとなる一冊。
まえがき(加藤聖文・田畑光永・松重充浩)
第一部 研究の視点
「世界史」から満洲史を考える─「二〇世紀満洲」の射程に関する覚書(松重充浩)
歴史としての満洲体験─-記憶から記録へ(加藤聖文)
満洲の歴史継承性から見た二〇世紀満洲(塚瀬進)
満洲研究の視座─記録と記憶をめぐって─(菅野智博)
第二部 満洲国時代の検証
満洲国の「国民」とは誰だったのかー─国籍と戸籍から考える満洲国と日本人(遠藤正敬)
満洲電信電話株式会社とは何だったのか(白戸健一郎)
地域から送り出された満洲移民(細谷亨)
二〇世紀前半の満洲における水稲作試験と品種の普及について(湯川真樹江)
新中国から祖国へー─日本人留用者と日本人戦犯の帰還(大澤武司)
日中関係史のなかの大連ー─対立と友好のジレンマ(佐藤量)
第三部 周辺と満洲
日本人が出会った内モンゴル(鈴木仁麗)
外モンゴルからみた満洲(一九二〇年代)(青木雅浩)
ロシア と満洲をつないだ中東鉄道の歴史─一八九六〜一九三五年─(麻田雅文)
満洲関係略年表(一九四五年まで)
あとがきにかえて(矢野一彌)
編者・執筆者一覧
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