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出版社:玉川大学出版部
出版日:2016年06月28日頃
ISBN10:447218205X
ISBN13:9784472182051
販売価格:2,640円
マグロ漁のエサにこだわり、ナマコに狂い、廃村でガラス瓶や貝殻を拾う。あるいは、「のぐそ」を追い求める。フィールドワーカーたちの独特な嗅覚によって見出された、ささやかだが大きく展開してゆく可能性のある調査・研究の実践報告を収める。それぞれのフィールドワーカーたちによる、多様な調査の作法も興味深い一冊。
【1部 対談】
「コモンズ=入会」の可能性と未来を探る(秋道智彌・赤坂憲雄)
【2部】
オアシスプロジェクト調査記録ー砂漠に生きるモンゴル人の水利用を探るー(小長谷有紀・秋山知宏)
ナマコとともにーモノ研究とヒト研究の共鳴をめざしてー(赤嶺淳)
【3部】
西表島の廃村ですごした日々-わたしのはじめてのフィールドワークー(安渓遊地)
佐渡島の自然保全活動ー地域の“対立”をこえるフィールドワークー(桑子敏雄)
オセアニアでの医療人類学調査(白川千尋)
人間の営みを学際的に探るー貝類採集からみる干潟の漁撈文化ー(池口明子)
ラオス水田耕作民の「のぐそ」を追う(蒋宏偉)
あとがき(赤坂憲雄)
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