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出版社:株式会社音楽之友社
出版日:2020年01月20日
ISBN10:4276963036
ISBN13:9784276963030
販売価格:1,650円
2019年8月1日に他界した音楽評論家でトロンボーン奏者、オフィクレイド奏者の佐伯茂樹氏の音楽論考集。
楽曲分析、楽器発達史などの分野における、氏の傑出した情報量と博学ぶりは、「名曲の『常識』『非常識』〜オーケストラのなかの管楽器考現学」「名曲の暗号〜楽譜の裏に隠された真実を暴く」、ONTOMO MOOK「オーケストラ〜楽器の仕組みとルーツ」「ピリオド楽器から迫るオーケストラ」に結実している(いずれも音楽之友社刊)。
「音楽の友」2019年9月号、21回で絶筆となった連載「新名曲解体新書」を中心に据え、氏が「音楽の友」「レコード芸術」に執筆したインタヴュー記事、特集記事やコラム、CD評などを併せた《佐伯茂樹のクラシック音楽講座》とでも言うべき、氏の蘊蓄が全開のムック。
〈読みもの〉
■「骨」のあるテーマを「佐伯流」に深堀りした記事を厳選して掲載。←やや級上げ
●作品に隠された暗号
●管楽器から見たモーツァルト名曲解剖
●ブルックナー的とは何か?
●マーラーの特殊楽器
●ウィーン・フィルとベルリン・フィルの楽器の違い
●新・旧ロンドン交響楽団、徹底比較
●ピリオド・アプローチ録音史
●バッハとピリオド楽器論
●自作自演史
●「郷愁」を呼ぶ音楽の仕組みについて
●カリスマ指揮者の系譜
●「ク」はクラシックの「ク」〜「ゲシュトップ」
●「ク」はクラシックの「ク」〜「コン・ソルディーノ」
〈インタヴュー〉
内外のオーケストラの名奏者との数々のインタビューを紹介。
〈ディスク・アーティスト評論〉
健筆をふるった評論には、氏の鋭い視点がある。
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