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出版社:株式会社音楽之友社
出版日:2020年10月23日頃
ISBN10:4276226023
ISBN13:9784276226029
販売価格:6,600円
20世紀フランスを代表する作曲家、オリヴィエ・メシアン(1908–92)の伝記。ロリオ=メシアン夫人が生前に管理していた膨大な資料をもとに、これまで公式発言の奥に隠れて見えなかった人間メシアンの真実に迫る。東京音楽大学教授・現代フランス音楽研究の第一人者の藤田茂が、読みやすい文章で訳した。メシアンのプライベート写真や手稿譜などの貴重な資料を上下巻で合計約200点掲載。下巻では、50代はじめから83歳で亡くなるまでが描かれる。いまや国家的な作曲家となったメシアンが、いかにして社会的な栄誉の向こうに創作の孤独を守ろうとしたのか。そして、畢生の大作となったオペラ《アッシジの聖フランチェスコ》の後に、いかなる危機をくぐり抜けて、この世の先を見つめるようになったのか。神の愛にとどまりつづけた人間の人生のドキュメントがここにある。作品目録・参考文献・索引つき。
(下巻)
第8章 公生活の困難と私生活の幸福 1959年〜1963年
第9章 フランスを代表する作曲家? 1964年〜1969年
第10章 大自然の素晴らしさ 1970年〜1974年
第11章 「メシアンさん、オペラをお願いします」 1975年〜1978年
第12章 「オペラ座の修道士メシアン」 一九七九年〜一九八三年
第13章 取り戻されたインスピレーション 一九八四年〜一九八七年
第14章 彼岸を照らす閃光 一九八八年〜一九九二年
おわりに メシアンの音楽思想
参考文献
作品目録
索引
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