出版社:徳間書店
出版日:2003年11月
ISBN10:4198506175
ISBN13:9784198506179
販売価格:900円
映画製作会社アートジャパンの社員、麻生久也はスターネット・プロダクションへ牧村ちほの主演映画の打ち合わせに来ていた。ちほのマネージャーである父親の牧村浩一が「ちほが出るだけで客は満足するさ。内容なんか関係ねえって」とふんぞりかえる。実際、ちほはデビュー曲がオリコンでいきなり一位。人気が一過性で終わらないように歌番組とテレビ番組への登場を抑えてきた。その満を持しての映画初出演である。機嫌の悪くなった牧村をなだめ、プロダクションの社長のとりなしで、秘密パーティに向かった。猥雑な熱気に包まれる歌舞伎町の風俗店で展開されていたのは、不思議なSMパーティだった。そして滑車で吊るされた女性がアクシデントで、捻れて落ちた。皆が慌てて逃げ出そうとした中、特徴のない男が「これ、ボクの作った人形ですから」と、女を生き返らせたのだ。小池一夫原作と叶精作劇画で一世を風靡したあのダミー・オスカーが小説で甦る!全くのオリジナル・ストーリーで贈る新生ダミーが濃密な官能的魅力をもってさらに爆裂!さらなる期待を持て。
|