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出版社:岩波書店
出版日:2020年10月19日頃
ISBN10:4000614258
ISBN13:9784000614252
販売価格:3,190円
家父長制とは、日常的な性差別や女性蔑視を支える考え方と関係性のネットワーク。トランプなど極端なタイプに目を奪われてはならない。日々の「取るに足りない」習慣こそが男性中心主義を強化し、ひいては軍事主義を支えているのだ。シリア内戦から軍事ツーリズム、兵士の妻からカフェテリアの女性まで、幅広い話題で家父長制の手強さともろさを論じる。率直な語りが共感を呼ぶ。
日本の読者のみなさんへ
序 章 トランプだけが問題なのではない
第一章 ピンクのプッシーハット vs. 家父長制
第二章 和平協議に抗するシリアの女性たち
第三章 カルメン・ミランダが戻るとき
第四章 ツーリズムと共犯ーータイコンデロガ、ゲティスバーグ、広島
第五章 家父長制的忘却ーーガリポリ、ソンム、ハーグ
第六章 スカートをさっとひきよせて
第七章 フェミニストへのまがりくねった道
第八章 ランチ・レディとワンダーウーマン、その他の抵抗
終 章 〈家父長制〉は無敵じゃない
原 注
訳 注
訳者あとがき
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