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物語としてのドイツ映画史

著者:瀬川裕司
出版社:明治大学出版会
出版日:2021年03月13日頃
ISBN10:4906811299
ISBN13:9784906811298
販売価格:3,740円
長年にわたりドイツ映画研究に携わってきた著者による、新しいかたちの映画史の試み。 従来の映画史の書籍では、創生期から現在までを何らかの特徴でまとめられる時代ごとに区切り、人名や作品名を挙げて総括していくという方法、いわば歴史を〈横切りする〉形式で書かれることが多かった。しかし歴史には、〈縦切り〉をおこなうことによって興味深い〈物語〉が浮かび上がってくるという面もある。たとえば、成功を収めたのちも地位に安住せず、新しいスタイルやジャンルに挑戦し続けた監督の人生を追うこと。あるいは一国における特定のジャンルが長い歳月のうちに変化した様子を、社会背景を視野に入れて観察すること。こうした作業によって映画史は、〈横切り〉だけでは見えにくい相貌をあらわにするはずだ。 ドイツ語の「Geschichte」やフランス語の「histoire」に〈歴史〉と〈物語〉の意味があるように、ほんらい〈歴史〉とは〈物語〉の積み重なったものである。ドイツでは、スクラダノフスキー兄弟、ルービチ、ムルナウ、ラング、リーフェンシュタール、シュタウテ、コイトナー、ヘルツォーク、ファスビンダー、ヴェンダース、ペッツォルト、アキンといった個性的な顔ぶれが、レッテルを貼って整理することの難しい、多種多様で魅力的な映画群を生み出してきた。本書は、ドイツ映画とその歴史の全貌を人間くさい〈物語〉の集合体ととらえ、〈光と闇の神話〉、〈背景としての首都ベルリン〉、〈冷戦と東西ドイツ映画〉といった斬新なテーマを設定したり、わが国ではあまり知られていない人物の半生や、映画人同士が刺激を与え合ったことによるジャンルの展開等に注目したりすることによって、大きな〈物語〉として提示しようとするものである。 各章は、それぞれが独立した読みものとして構成されており、最終章ではドイツ映画の最先端の状況についてもくわしく紹介されている。特に予備知識のない読者でも、他国にないドイツの映画のユニークさとはどういったものか、どのような社会的背景または社会の変化のもとにそういった作品群が成立したかを大まかに把握できるだろう。各章のあいだには、楽しい情報の盛りこまれた九つのコラムも所収されている。 第1章 ドイツ映画の誕生物語 第2章 ドイツ映画と〈神話的なもの〉 第3章 戦前のドイツ映画における首都ベルリン 第4章 ファシズム政権下の〈異国映画〉 第5章 冷戦と東西ドイツ映画 第6章 〈挫折〉と〈俗悪〉の美学 第7章 ファスビンダーとラープ 第8章 ヴェンダースとハントケ 第9章 ドイツ映画はヒトラーおよびナチ時代をどう描いてきたか 第10章 2000年以降のドイツ映画
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