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出版社:ひつじ書房
出版日:2021年03月25日頃
ISBN10:4894767821
ISBN13:9784894767829
販売価格:4,620円
シリーズ『日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す』の第2巻。本巻では、「した」「している」に関する研究を集めた。「した」の形態論、副詞句のタイプとテンス形式、テンス・アスペクト体系とテンス形式、日英語のナラティブとテンス形式、東北方言から見た「した」とムード、英語の「した」、テイルの1つの意味、知識と体験、体感から見た「した」と「している」、無標否定形式「していない」、ムード表現としての「している」、史的研究から見た「している」および「した」、など、テンス・アスペクト・ムードに関わる「した」「している」の特徴を多面的に捉える。
執筆者:有田節子、庵功雄、岩本遠億、奥川育子、高田祥司、定延利之、田川拓海、高山善行、福嶋健伸、松田真希子、和田尚明
シリーズ刊行のことば
第2巻『「した」「している」の世界』序論
形態論・活用論から見る「した」
田川拓海
時制形式の有無と副詞節のタイプ
有田節子
現代日本語のテンス・アスペクト体系におけるテンス表示部の機能について
庵 功雄
染み込み速度と「た」
さまざまな現象の中で
定延利之
現代日本語の「した」の成立過程
高山善行
東北方言から見る「した」とムード
高田祥司
英語の「した」
和田尚明
日・英語物語談話における時制形選択
奥川育子
テイルの1 つの意味
岩本遠億
体感度の高さに動機づけられる「て(い)る」「た」に関する覚え書き
世界モデルへの潤色を通して
定延利之
無標の否定形式としてのシテイナイ
松田真希子・庵 功雄
現代日本語のムードを表す形式についての一考察
庵 功雄
アスペクト研究における形式と意味の関係の記述方法を問い直す
〜テイルの発達を踏まえて
福嶋健伸
索引
執筆者紹介
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