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出版社:関西大学出版部
出版日:2014年03月01日頃
ISBN10:4873545803
ISBN13:9784873545806
販売価格:2,750円
時期的には初期映画の時代から1960年代半ばまで及び、地理的にはヨーロッパ(フランス、ドイツ、帝政ロシア)、アジア(日本、上海、香港、マレー半島)、そしてアメリカに関わる、東西の映画史における「越境」の6つのケース・スタディを通じて、ナショナルな枠組みを乗り越えた映画史を構想する。
目 次
はじめに (堀 潤之)
第1部 映画は越境する
第1章 歌い、悲しみ、覚醒するカチューシャ
-トルストイ『復活』と中国語映画 (西村正男)
第2章 越境するスターダム
-帝政ロシアと日本におけるマックス・ランデーの受容
(大傍正規)
第3章 中国人を描くべきは誰か
-アメリカ対中映画貿易をめぐる表象の政治学 (菅原慶乃)
第2部 越境する映画人たち
第4章 ナショナル・シネマの隙間に
-1920年代のマレー半島における中国系移民の映画製作に
ついて (韓燕麗)
第5章 西部への呼び声
-ナチス時代のルイス・トレンカーの越境的活動をめぐって
(竹峰義和)
第6章 「東洋」から遠く離れて
-クリス・マルケルによる中国・北朝鮮・日本 (堀 潤之)
おわりに (菅原慶乃
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