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出版社:大阪大学出版会
出版日:2014年06月10日頃
ISBN10:4872594673
ISBN13:9784872594676
販売価格:2,640円
フランスに端を発し、日本にも広がっている哲学カフェ。テーマについてその場に居合わせた人たちと話して、聴いて、考えるというシンプルな営みからみえる、社会のなかで互いに言葉を交わすこと、ともに考えることの意味とは何か。臨床哲学研究室の活動から生まれ、対話を通して社会に生きる哲学を探究する任意団体カフェフィロ(Caf Philo)が、各地で展開する哲学カフェの実践を振り返りながら、対話の場をひらくことの可能性を展望する。3・11のあと、社会のなかで哲学にできることを問いなおす。
監修者のことば 鷲田清一
編者序 松川絵里
哲学カフェQ&A
第1部 哲学カフェに行ってみよう
1.哲学カフェにおける徳の涵養ー喫茶JUN(神戸)の場合
2.ガラパゴス化する「東京哲学カフェ」?-哲学カフェの進化とは何か
3.おしゃべりから対話へーお母さんの哲学カフェ
4.哲学への弱い紐帯ー中之島哲学コレージュでの哲学カフェ
【コラム】哲学カフェ、喜怒哀楽
第2部 哲学カフェいろいろ
5.書かれた言葉からはじまる話しー本をつかった哲学カフェ
6.言葉で絵をみるという試みーミルトーク
7.帰るな、語れ、甦れ!-シネマ哲学カフェin九条
8.医療と向き合う場ーメディカルカフェ
【コラム】僕はこうして進行役になった
第3部 3・11を哲学カフェで語る
9.震災のなかで/について、考えるー被災地で〈対話の場〉を拓く
10.哲学カフェと東北の震災
第4部 哲学カフェを考える
11.哲学者のカフェーわたしが哲学するところ
【座談会】リハビリとしての哲学カフェ
12.カフェフィロと哲学対話のこれから
あとがき
活動一覧
執筆者紹介
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