真実を見極める力

ニュースが黙殺する事実と向き合う。 高度な情報網が発展した現在、数としての情報には困らない人がほとんどだろうが、その一方で情報の質を考えると、玉石混合になっているのも事実。SNSを中心にヘイトや思想による分断が顕著に見られ、日本に限らず、世界的にマスメディアの偏向報道や真実とは対照的なニュースも見られるようになった。折しも国内では新型コロナワクチンに端を発した政治不信が、その問題にさらに拍車をかけている。 　私たちは限られた時間のなかで情報をどのように選び、取り入れることで、真実に辿り着けるのか？　そして日常に役立つ有益な情報は得られるのか？　政治・経済を中心にフラーランス・ジャーナリスト、酒井網一郎氏が切り込む。 ●第1章　その言葉（キーワード）に気をつけろ ●第2章　世界見て我が振り直せ ●第3章　縁遠い海外ニュースを「自分事」にする ●第4章　為政者の思惑でニュースが動く ●第5章　「原典」にあたれば真相が見えてくる ●第6章　数字を疑い、数字に頼る ●第7章　割り切れないニュースは徹底的に対峙する