|
出版社:春風社
出版日:2024年03月14日頃
ISBN10:4861109531
ISBN13:9784861109539
販売価格:3,960円
凄惨な暴力の経緯とその後の課題。
アフリカにおけるさまざまな紛争や暴力の論理と動態を、「無秩序」や「野蛮さ」のイメージから距離を置きつつ、その政治経済・歴史的側面に注目しながら解き明かす。
序章 歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史(竹沢尚一郎、松本尚之、佐川徹)
1 国際関係のなかの紛争の機制
第1章 フランスの「かくも惨めな失敗」-マリにおける紛争と混乱の歴史的背景(竹沢尚一郎)
第2章 模倣すべき「過去」-南アフリカ・ナタール植民地における武装蜂起と人種隔離政策の形成(上林朋広)
第3章 誰が好戦的なのかーウガンダにおける治安部隊編成の歴史と民族をめぐる言説(山崎暢子)
2 暴力のモラリティと歴史経験
第4章 いびつなレプリカとしての「報復」-南スーダン、ヌエル社会における紛争と殺人をめぐる概念の歴史的変遷(橋本栄莉)
第5章 内と外の境界を越えてーウガンダ北部紛争後の和解と加害行為の位置づけ(川口博子)
3 紛争をめぐる記憶の配置
第6章 ビアフラ戦争とハム仮説ーイボ人たちの「さまよえるユダヤ人」としての運命(松本尚之)
第7章 沈黙の領有、それに抗する慟哭ールワンダの「歴史」を取り戻す彼女たちの倫理的交渉(近藤有希子)
あとがき
執筆者紹介
|