保育と日本国憲法

幼稚園教諭・保育士養成校で学ぶ「日本国憲法」に対応したテキスト。これら養成校で学ぶ学生は、高校までの課程で憲法を学ぶ機会がありましたが、本書では改めて憲法の基本的な知識や歴史と日本国憲法の理念や国民の権利、国を治める仕組み、裁判所など国民として基本的な憲法の理解を前提に、さらに保育者として関わりの深い条文（教育や福祉、自由権、社会権等）を保育・教育現場に引き寄せて解説しています。 第1章　保育者をめざすみなさんと日本国憲法 第2章　日本国憲法とはーその成立と特徴、基本原理ー 第3章　人として生まれながらにもちうる権利 第4章　個人の尊重と幸せに生きる権利（幸福追求権） 第5章　法の下の平等 第6章　自由に考え、信仰する自由（思想・良心の自由、信教の自由） 第7章　自由に学び表現する権利 第8章　自由に職業や住む場所を選べる権利（経済的自由権） 第9章　不安なく生きる権利 第10章　教育を受ける権利と義務 第11章　労働者の権利 第12章　国を治める仕組み（象徴天皇・国民主権、国会・内閣・行政・地方自治） 第13章　裁判所の役割と仕組み（司法権、憲法の保障：違憲審査制） 第14章　平和主義と国を守ることー安全保障、自衛隊の存在ー 第15章　憲法的な人権尊重と福祉的な思いやり・優しさとの調和