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出版社:論創社
出版日:2019年03月22日頃
ISBN10:4846017265
ISBN13:9784846017262
販売価格:7,480円
底辺に生きる人々に心惹かれた作家 。もと徴兵忌避者、のちプロレタリア作家として活躍、昭和20年ルソン島で報道従軍中に被爆死した里村欣三。波乱の人生を貫いたその眼差しには「時代」の桎梏を突き抜ける普遍性がある。本書には里村欣三の風骨、作家的相貌をただ一冊の本で示す42作品を一挙収録!
目次
はじめに
推薦の言葉 田原隆雄
起ーー出発
村男と組んだ日
富川町から
思い出す朴烈君の顔
承ーー放浪
放浪病者の手記
シベリヤに近く
河畔の一夜
苦力頭の表情
放浪の宿
旅順
国境の手前
濃霧
痣
展ーープロレタリア作家
疥癬
動乱
娘の時代
暴風
佐渡の唄
十銭白銅
売り得ない女(「東京暗黒街探訪記」第十章)
古い同志
襟番百十号
転ーー動揺
北満の戦場を横切る
戦乱の満洲から
凶作地帯レポート
満洲から帰った花嫁
支那ソバ屋開業記
苦力監督の手記
輾ーー中国戦線
第二の人生(抄)
怪我の功名
獺
マラリヤ患者
回教部落にて
結ーー従軍作家
月下の前線にて
歴史的会見を観たり
閣下
洪水(『北ボルネオ紀行 河の民』抄)
ミナミノ ヒカル ムシ
北辺の皇土
アッツ島挿話
大空の斥候
美しき戦死
いのち燃ゆ
テキストの周縁からー解題に代えて
あとがき
里村欣三発表作品リスト補遺
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