つくられる「嫌韓」世論

「慰安婦問題最終合意」の崩壊、日本企業が敗訴した徴用工裁判……。日韓関にひびがはいる事態がつづいている。そのたびに日本のマスコミは、右派からリベラルまで、多くのメディアが韓国特殊論をくり返す。日本の「嫌韓」形成に大きく影響している言説は韓国の本当の姿を伝えているのか？ 　まえがき 国民統合への野望ーーコロナも、オリンピックも なぜ「韓国」なのかーー2018年まで 平昌オリンピックを貶めるーー2018年1月〜2月 「平壌オリンピック」というデマ Me too運動への視線ーー2018年2月〜3月 南北和解ムードに冷水を浴びせるーー2018年4月〜5月 第6回日韓共同世論調査ーー2018年6月18日発表 文在寅政権攻撃の導火線　6・13地方選挙ーー2018年6月 再び登場した〈旭日旗〉をめぐる問題　済州島国際観艦式ーー2018年10月 「徴用工」への賠償判決を出した韓国大法院ーー2018年10月 政府を批判する者はつぶす 韓流アイドルが原爆被害を嘲弄？--2018年11月 慰安婦和解・癒やし財団の解散決定ーー2018年11月〜12月 自衛隊哨戒機レーダー照射事件ーー2018年12月 韓国の国会議長は天皇や首相を「盗っ人」と呼んだのかーー2019年2月 制裁・報復・対抗を叫ぶ人びとーー2019年1月〜3月 選挙戦略とパブリックコメントーー2019年7月 独立運動はできなくても不買運動はできるーー2019年7月〜 『軍艦島』『主戦場』から『新聞記者』へ 　むすびにかえて