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出版社:雷鳥社
出版日:2021年12月20日頃
ISBN10:4844137824
ISBN13:9784844137825
販売価格:1,870円
遠き世の、しなやかな人々。
遥か昔の人たちも、恋や人間関係に悩んでいました。
いったいどのように心を整え、乗り越えていたのでしょう。
古典への難しそうな印象が変わる、柔軟で強い生き方を
『万葉集』『枕草子』『古事記』から紹介します。
本を読むことによる問題の解決や癒しを目的とした、
「読書療法」を提唱する著者の古典エッセイです。
〈好転〉〈戦略〉〈洒脱〉〈遭遇〉〈喪失〉
5つのテーマにもとづいて、
20のエピソードを集めました。
各エピソードの終わりでは「今の生活に役立つヒント」として、
心理カウンセラーの立場から登場人物の考え方や行動を解説します。
目次
好転
清少納言の視点 -喜びを数え上げる
赤猪子の決意 -誰も責めないまっすぐな心
清少納言の不安 -捉え方を変えてみる
伊邪那岐の直視 -愛する人が変わり果ててしまったら
戦略
定子の真意 -清少納言の実力を引き出した問いかけ
清少納言の機転 -望まない戦いを挑まれたら
額田王の本心 -余計な詮索を防ぐには
大伴家持の直球 -天才歌人が恋人に贈った素直な言葉
洒脱
石川郎女の受容 -不満や悩みを打ち明けられたら
大神朝臣奥守の友情 -怒りをぶつけずにすむ方法
笠郎女の内省 -ユーモアを交えて自分を眺める
定子の細心 -人の上に立つ者の気づかい
遭遇
但馬皇女の不測 -思いがけない行動をとってしまったら
石之日売の投影 -隠れた願望に気づく方法
鏡王女の隠水 -心を水にたとえる
定子の配慮 -望まない出来事が起きたとき
喪失
大伯皇女の傷心 -自然の中に大切な人の姿を重ねる
防人の妻の郷愁 -居場所がなくなってしまったら
ある妻の花橘 -死との向き合い方
清少納言の没頭 -ものを書くことによる癒し
コラム
古事記 万葉集 枕草子 定子の生涯
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