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著者:熊坂聡美
出版社:法藏館
出版日:2022年03月14日頃
ISBN10:4831863300
ISBN13:9784831863300
販売価格:13,200円
雲岡石窟といえば、国家権力を背景として周到な計画に基づいて造営された10mを超える巨大石窟が印象的だが、もう一つ、皇帝以外の人々によって個別に発願されたとみられる膨大な数量の造像も存在する。これらの、皇帝勅願の大規模石窟、あるいはその窟内を統一的に構成する計画とは一線を画すように見える造像群=中小窟龕を丁寧に整理・分析することにより、雲岡石窟全体の造像およびその展開に関する問題解決を目指す意欲的研究の成果。
* * *
筆者は雲岡石窟の中小窟龕を通して、北魏時代の人々が前代未聞の巨大事業にどのように参加し、どのような過程を経て石窟空間をより内容豊かなものへと発展させたのか、そして494年の洛陽遷都によって造像活動が完全に民衆らの手に委ねられた後、人々が発願した窟龕にはどのような共通点があり、どのような空間を造ることが理想とされていたのか、そしてそれを実際に彫刻したのはどのような人々であったのか、つまり全体として、石窟造営の実態や膨大な造像が制作された原動力を理解することに少しでも近づくことができるのではないかと考えた。(「序論」より)
口絵
序 章
はじめに
1 雲岡石窟の概要
2 雲岡石窟における中小窟龕の概要
3 研究目的、方法、本書の構成
第1章 曇曜五窟開鑿期の仏龕
ーー仏龕制作の開始ーー
はじめに
1 研究背景、諸定義
2 開鑿期の仏龕の所在(1)-第20、19、18窟
3 開鑿期の仏龕の所在(2)-第17、16窟
4 開鑿期の仏龕からみた曇曜五窟の造営
5 曇曜五窟と供養者像を伴う仏龕
おわりに
第2章 第5窟と仏龕
ーー仏龕制作の広がりーー
はじめに
1 研究背景
2 第5窟明窓および門口の造像
3 第5窟周壁諸像の制作過程ー亀裂と造像
4 第6窟および第11、13窟との関係
5 第5窟と仏龕
おわりに
第3章 第11・12・13窟外壁窟龕の位置づけ
ーー小型窟の出現ーー
はじめに
1 研究背景、諸定義
2 第11・12・13窟外壁龕と第2期諸窟との関係
小結
3 第5・6窟周囲の仏龕および石窟との関係
小結
4 西端諸窟との関係
おわりに
第4章 中小龕の造窟思想
ーー菩薩交脚像の配置に注目してーー
はじめに
1 研究背景、諸定義
2 中型三壁三龕窟と小型三壁三龕窟
3 小型三壁三龕窟の周辺と尊像配置の特徴
4 三仏の造形と配置の意義
おわりに
第5章 天蓋龕の展開からみた中小龕の工人系統
はじめに
1 研究背景
2 雲岡石窟における天蓋龕の展開
3 第32窟周辺の小窟群ー2A龕採用窟の特徴
4 他地域における天蓋龕
おわりに
終章 雲岡石窟と中小窟龕
1、民衆らの発願による仏龕制作の開始と曇曜五窟
2、個別に発願された仏龕の増加と第5窟の造営
3、第11・12・13窟外壁の窟龕の位置づけ
4、中小窟の造窟思想
5、中小窟龕の工人系統
おわりに
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