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出版社:勉誠出版
出版日:2022年02月28日頃
ISBN10:4585370013
ISBN13:9784585370017
販売価格:38,500円
道教の生成プロセスにまでさかのぼり、春秋戦国時代から漢そして三国時代にいたる、老子の神格化と視覚化の関係を「先道教美術」と位置付け、多くの新出資料を提示し徹底的に検討する。
さらに南北朝時代北魏を「道教美術の成立」と定義し、北魏から隋時代にいたる膨大な道教像を時代ごとに整理し網羅的に集成、最新の研究に裏付けされた詳細な解説を付す。
文献を中心とした道教研究とは一線を画し、現地調査による道教空間への接近、帛書・銅鏡・画像石・書法・絵画・彫刻など、道教美術研究の第一人者による「モノ」を起点とした総合的な考察の成果を示す。
道教美術の全貌をオールカラーによる豊富な図版と共に紹介する大著、待望の邦訳。
前言 李 松
訳者説明
第一章 先道教美術
はじめに 「先道教美術」について
第一節 楚墓の文物から見た人と鬼神が共存する世界
第二節 漢晋銅鏡:羽人から諸神の出現へ
第三節 漢代の老子図像
第四節 洛陽から陝北へ:地下にあるカラーの天界
春秋戦国〜漢代道教美術年表
第二章 引用と相互作用:南北朝時代から隋時代の道教石刻造像
はじめに 未完成の道教図像に関する設計書ー顧凱之『画雲台山記』
第一節 北魏:長安から耀県へ
第二節 西魏「大統」時代
第三節 北周・北斉:限りある発展
第四節 隋代:天尊の出現
三国〜隋代道教美術年表
訳者あとがき
著訳者紹介
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