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出版社:芙蓉書房出版
出版日:2015年12月25日頃
ISBN10:4829506741
ISBN13:9784829506745
販売価格:2,970円
東条内閣の文部大臣を務め、GHQにA級戦犯容疑で逮捕された岡部長景が、約2年収監された巣鴨拘置所で書き遺した日記が発見された!
疎開先の伊豆から帰京し、自身の戦犯指定を知った昭和20年12月3日から、釈放された21年8月31日までの22か月間の克明な記録。「敗戦」「占領」を華族政治家がどう受け止めたのか、拘置所内の日常生活の様子や、他の戦犯容疑者との交流がリアルに描かれている。
▼皇居遙拝、君が代合唱にも占領軍は寛容だった
▼食べきれないほどの分量の充実した食事
▼皇族唯一のA級戦犯容疑者梨本宮守正王も特別扱いを受けていない
▼燃料不足にも拘わらず入浴の機会が十分あった
◎木戸幸一(内大臣)、東条英機(首相)、嶋田繁太郎(海相)、鈴木貞一(企画院総裁)、真崎甚三郎(陸軍大将)、賀屋興宣(蔵相)、大島浩(駐独大使)、鮎川義介(満業総裁)など、巣鴨に収容された戦犯容疑者たちのもう一つの姿が伝わってくる
★「巣鴨日記」全文のほか、岡部が巣鴨に入っている間に死去した妻悦子の日記と、昭和29年に岡部がまとめた回顧録全文も収録
■岡部長景日記
昭和20年12月3日〜21年8月31日
■岡部悦子日記
昭和20年12月1日〜20年12月29日
■観堂随話
岡部の回顧録(俳誌『雪解』に連載)
【解説】岡部長景巣鴨日記(奈良岡聡智)
【解説】観堂随話ーー岡部長景回顧録ーー(小川原正道
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