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出版社:日本経済評論社
出版日:2017年08月12日頃
ISBN10:4818824593
ISBN13:9784818824591
販売価格:4,290円
人々の〈経験〉や〈個性〉を注視し、民衆思想史・女性史・沖縄思想史などに取りくみ、多くの読者を惹きつけてきた鹿野政直。その著作に触発された研究者たちの鹿野思想史論。
序 説 鹿野思想史と向きあうーー「近代」への問い(黒川みどり)
第一部 鹿野思想史の成立と方法
一 触発する歴史学ーー鹿野思想史の特徴と性格について(北河賢三)
二 前期鹿野思想史学の確立過程ーー『資本主義形成期の秩序意識』の形成にそくして (戸邉秀明)
三 鹿野思想史と丸山政治思想史ーードレイ性の剔抉(黒川みどり)
第二部 鹿野思想史の焦点/その問題群
四 「個性のふるまい」をめぐって(小林瑞乃)
五 呪詛される近代ーー大正デモクラシーと民衆思想史の交点で(上田美和)
六 鹿野女性史の視角ーー『現代日本女性史』を読む(和田 悠)
七 思想史の場としての「健康」(高岡裕之)
八 「兵士論」とその問題点ーー「インテリ兵」と「農民兵士」(赤澤史朗)
九 鹿野政直「浜田知明論」の深度と射程ーー歴史家が絵画を読むということ
(小沢節子)
一〇 いのちの思想史の方へーー鹿野思想史にとっての沖縄(戸邉秀明)
あとがき(戸邉秀明)
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