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出版社:京都大学学術出版会
出版日:2019年12月25日頃
ISBN10:4814002475
ISBN13:9784814002474
販売価格:4,400円
年平均10%という途方もない成長を生み出したのは「神の見えざる手」だけではない。これまでの経済史は、政府の介入が市場メカニズムに果たした役割を見過ごしてきた。国家の介入を通じて産業が育成された東アジアの共通点を抉り出し、政府の資源配分、通商産業政策がいかに成長を支えたかを明らかにする、実態に迫る新たな経済史。
まえがき
序 章 東アジア高成長史の意義 [林采成]
第一部 高成長と経済政策
第1章 日本の高成長と産業政策 [武田晴人]
第2章 台湾の高成長と経済政策 [湊照宏]
第3章 韓国の経済政策と圧縮成長 [林采成]
第4章 中国の産業貿易政策と高成長 [張紅詠]
第二部 産業政策と産業発展
第5章 日本における産業政策の役割
--機械工業と電子工業 [河村徳士]
第6章 台湾経済の体制転換と輸出振興
--1946年から1960年代まで [呉聡敏]
第7章 台湾合成繊維産業の発展と産業政策 [湊照宏]
第8章 韓国の産業構造変化・産業発展・産業政策 [呂寅満]
第9章 韓国石油化学産業の形成と展開
--政府と外資と財閥 [林采成]
第10章 中国の産業政策と企業成長
--鉄鋼業からのエビデンス [張紅詠]
終 章 日本の経験からみた東アジア高成長 [武田晴人]
あとがき
索引
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