子どもを救う「家庭力」

「家庭の再生」「家庭力構築」のための提言。 ▼近年、頻発している子どもたちの凶悪な犯罪、その犯罪の特徴や背景について、元家庭裁判所調査官・研究者・実践者がそれぞれの立場で分析。 ▼子どもが更生するためには何が大切か。子どもにとっての豊かな育ちをめざしていくための「家庭力」（父親力と母親力のより合わさった強靱な力）構築に向けての提言。 ＜/strong＞本書は、日本図書館協会選定図書です。 まえがき　　　須永和宏 ＜b＞第1部＜/b＞　子どもたちの危機と回復へのプロセス 第1章　生きづらい時代の子どもたち 　　　　　--攻撃性の変貌と子どもたちのメンタリティ危機　　　　須永和宏 第2章　子どもたちの豊かな育ち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　--思春期の問題行動から見た幼児期・学童期の大切さ　　　佐々木光郎 第3章　地域社会に家庭を開く 　　　　　--子どもの社会適応力を育てるために　　　川崎末美 第4章　子どもたちの回復過程（インタビュー） 　　　　　--自立援助ホームでの子どもたちと暮らして　　　三好洋子 ＜b＞第2部＜/b＞　少年による重大事件を読み解く 第1章　生活に色がなかった 　　　　　--板橋両親殺害事件の刑事法廷を傍聴して見えてきたもの　　　野口のぶ子 第2章　学生たちが受け止めた「板橋事件」と「少年法」 　　　　　--「司法福祉」講義のレポートを手がかりとして　　　田中敏政 あとがき　　　佐々木光郎