介護職のための　パッと見（徴候）でわかる利用者の異変

＜＜パッと見（徴候）から対応できるよう、介護職に必要な知識をやさしく解説＞＞ ●パッと見で、ささいな異変に気づけるように● 高齢者は症状が表に出にくい傾向があり、ごくささいな異変が、実は重症な疾患のサインだったということも多くあります。 本書では、利用者さんを「パッと見」で、「何か変」とキャッチする力を養えるよう、高齢者の異変についてわかりやすく解説しています。 ●トリアージの発想で重症度を推定する● 本書では、災害時医療で使われる「トリアージ」の考えを用いて説明しており、治療の優先度が高い人から順に「赤→黒」「赤」「黄」「緑」に分けて解説しました。症状・状態ごとに、すぐに医療職につなげないといけないのか、何をしてはいけないのかなどがわかります。 ●これで夜勤も安心● 夜勤時に「利用者さんに異変が起こったらどうしよう」と不安になったことはありませんか？　夜勤時にも慌てず対応できるように、見るべきポイント、介護職がとるべき行動をまとめていますので、施設に一冊常備していただきたい一冊です。 【主な目次】 Part1　トリアージの発想で捉える利用者の異変 1　トリアージ赤→黒　危険な異変 身体のしくみ／呼吸停止／顔面蒼白／けいれん／自死 2　トリアージ赤　目を届かせるべき異変 身体のしくみ／意識障害／異常呼吸／顔色不良／激しい腹痛 3　トリアージ黄　見逃してはいけない異変 身体のしくみ／片麻痺／多量の喀痰／胸痛／顔をしかめる腹痛 4　トリアージ緑　忘れてはいけない異変 身体のしくみ／めまい／咳嗽／動悸／排尿・排便 Part2　「パッと見」でささいな異変に気づくために心がけていてほしいこと 【著者情報】 松山尚弘　（まつやまなおひろ） 役職　　　医療法人社団哺育会白岡中央総合病院副院長 専門分野　　　麻酔科、内科一般 1986年3月　　　熊本大学医学部卒 職歴 1989年〜　三井記念病院麻酔科 1992年〜　自治医科大学集中治療部 1999年〜　白岡中央総合病院麻酔科・内科 資格 麻酔科標榜医／日本麻酔科学会　麻酔科専門医／日本集中治療医学会　専門医／日本医師会認定産業医／ICD制度委員会ICD／日本病院協会AMAT隊員／日本救急医学会認定ICLSディレクター Part1　トリアージの発想で捉える利用者の異変 1　トリアージ赤→黒　危険な異変 身体のしくみ／呼吸停止／顔面蒼白／けいれん／自死 2　トリアージ赤　目を届かせるべき異変 身体のしくみ／意識障害／異常呼吸／顔色不良／激しい腹痛 3　トリアージ黄　見逃してはいけない異変 身体のしくみ／片麻痺／多量の喀痰／胸痛／顔をしかめる腹痛 4　トリアージ緑　忘れてはいけない異変 身体のしくみ／めまい／咳嗽／動悸／排尿・排便 Part2　「パッと見」でささいな異変に気づくために心がけていてほしいこと