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出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
出版日:2020年07月14日頃
ISBN10:4802511876
ISBN13:9784802511872
販売価格:2,640円
ユビキタスコンピューティングの父、マーク・ワイザーが提唱した設計思想「カーム・テクノロジー(穏やかな技術)」を基に、IoT時代で目指すべきものづくりのあり方を示す一冊。
電気のスイッチのように生活に溶け込み、人が無意識的に活用できるテクノロジー(あるいはそれらが存在する環境)を、マーク・ワイザーは「カーム・テクノロジー(Calm Technology)」として提唱しました。本書は、デバイスの数が人間の数をはるかに上回り、アテンションエコノミーによって人間の注意が常に奪われる現在において、この「カーム・テクノロジー」という思想を基に新たな設計指針を提示します。「使いづらさ」あるいは「使いやすさ」さえも特別に意識させることなく、本当に便利で、人々の暮らしに当たり前のように深く溶け込むプロダクトやサービスをつくるためにはどうすればよいか、その発想手法が得られる一冊です。
★「無為自然」をデザインコンセプトの中心に据え、カーム・インタラクションを実践するmui Labによる寄稿文を新たに収録。
★ワークショップなどで活用できる、カーム・プロダクトを考えるためのエクササイズを紹介。
★自社製品の改善点を洗い出し、カーム・デザインを適用するためのデザイン指標ツールを収録。
第1章 「デバイス500億台」時代のデザイン
コンピュータ化の4つの波
次の500億台のデバイス
テクノロジーのこれから
この章のまとめ
第2章 カーム・テクノロジーの基本原則
人間の「意識の帯域」
カーム・テクノロジーの基本原則
この章のまとめ
第3章 カーム・コミュニケーションのパターン
ステータス表示
アンビエント・アウェアネス
文脈型通知
説得のためのテクノロジー
この章のまとめ
第4章 カーム・テクノロジーのエクササイズ
カーム・テクノロジーの評価ツール
エクササイズ
この章のまとめ
第5章 組織内でのカーム・テクノロジー
カーム・テクノロジーのチームを結成する
プライバシーを尊重したデザイン
カーム・テクノロジーをマネージャーに売り込む
プロダクトを人間社会に持ち込む 〜 カームプロダクトのローンチ
この章のまとめ
第6章 カーム・テクノロジーのこれまでとこれから
Skype以前のテレビ電話
カーム・テクノロジーの始まり
日本語版刊行によせて:5年後のカーム・テクノロジー
日本語版特別寄稿:「佇まい」のデザイン/mui Lab
Appendix カーム・テクノロジーのデザイン指標ツール
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