フーゾク資本論

「愛は愛とのみ交換せよ」(カール・マルクス) 「欲望はお金とのみ交換せよ」(著者) あなたの2万円はどこへ消えるのか? 業界取材歴30年、ベストセラー『フーゾクの経済学』の著者がつかんだ「儲けのカラクリ」! フーゾクの世界に関わる“お金″の動きがいったいどのような仕組みになっているのか? というのが、本書のテーマである。本家本元のカール・マルクスは『資本論』で当時のヨーロッパの工場労働者に関するレポートに紙幅を割き、そこから資本主義の正体を発見しようとしている。それならテーマを工場労働者からフーゾク業界に置き換えても資本主義の正体、ひいては商売というものの正体を発見できるのではないか、と考えたのである。(「はじめに」より) 【目次】 ■第一篇 総論 第一章 変遷ーーフーゾクが肥大するということ 第二章 お客ーーフーゾクでボラれるということ 第三章 女の子ーーフーゾクで働くということ 第四章 経営者ーーフーゾクで儲けるということ 第五章 場所ーーフーゾクの在るところ…… ■第二篇 各論 第一章 健康フーゾクーーじつにヘルシーなネーミング 第一節 ソープランド/第二節 ヘルス/第三節 エステ/第四節 性感/第五節 イメクラ 第二章 飲食フーゾクーーほとんど消費されないビール&ウーロン茶 第一節 ピンサロ/第二節 チョイの間/第三節 大人のパーティ 第三章 紹介フーゾクーー草分けは江戸時代の置屋 第一節 ホテトル/第二節 デートクラブ/第三節 男女交際クラブ