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出版社:金剛出版
出版日:2021年08月04日頃
ISBN10:4772418385
ISBN13:9784772418386
販売価格:4,620円
友人関係、先輩?後輩関係、上司?部下関係など、人生において出会う関係のなかでも、家族関係は、個人の成長や生き方を左右する影響因のひとつであるだけでなく、家族は一様ではなく個別特殊なものでもあり、家族メンバーの成長や時代・社会・文化・風潮によってさまざまに変化する。
家族というこの謎めいた集団・関係に、どのようにアプローチすべきか? どのような研究法が、そしてどのような支援法が、実利的なアプローチを可能にするのか?
家族療法+ブリーフセラピーに基づく家族支援に携わる執筆陣によって著わされた本書は、家族心理学の基礎研究を踏まえながら、心理療法への実践応用までが語られた、家族心理学研究の成果を網羅した決定書。
「第1部 家族心理学とは」では、家族心理学という学問分野の中核をなす「家族システム理論」を概説し、「第2部 家族関係」では、「夫婦関係」(第2章)「親子関係」(第3章)「きょうだい関係」(第4章)「離婚家族・ステップファミリー」(第5章)など家族全体を対象とした研究成果を紹介する。
続く「第3部 夫婦・家族の問題」では、少子?高齢化や貧困などの社会状況を考慮した「家族と社会」(第6章)、不登校やヤングケアラーを含む「子どもの問題」(第7章)、虐待やDVなどを論じた「家族と犯罪」(第8章)、多様な性のあり方を含む「家族と性」(第9章)についての研究成果に基づいて、社会的影響に開放された家族システムを展望する。最終「第4部 夫婦・家族カウンセリング」には、「アセスメント・ツール」(第10章)「日本における家族療法の30年」(第11章)「日本における短期療法の30年」(第12章)の研究成果と「尺度リスト」を掲載している。
家族心理学の初学者から熟練者さらには家族支援の実践者まで、幅広い層の家族心理学研究にとって座右とすべき一冊。
▼第1部 家族心理学とは
第1章 家族心理学からの接近法
はじめに
1-家族心理学とは
▼第2部 家族関係
第2章 夫婦関係
はじめに
1-恋愛・新婚夫婦関係
2-夫婦関係ーー中年期
3-夫婦関係ーー老年期
第3章 親子関係
はじめに
1-幼児期の親子関係
2-児童期の親子関係
3-思春期・青年期の親子関係
4-成人期の親子関係
5-母子関係・父子関係
第4章 きょうだい関係
第5章 離婚家族・ステップファミリー
▼第3部 夫婦・家族の問題
第6章 家族と社会
はじめに
1-少子ー高齢化
2-高齢者介護
3-貧困家庭
4-障害者と家族
5-災害と家族
第7章 子どもの問題
はじめに
1-いじめ
2-不登校と家族
3-ヤングケアラー
第8章 家族と犯罪
はじめに
1-家族内の犯罪
2-虐待
3-DV(ドメスティック・バイオレンス)とストーカー
第9章 家族と性
はじめに
1-生と生殖
2-不倫・浮気
3-多様な性
▼第4部 夫婦・家族カウンセリング
第10章 アセスメント・ツール
第11章 日本における家族療法の30年
第12章 日本における短期療法の30年
▼尺度リスト
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