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出版社:古今書院
出版日:2020年01月08日頃
ISBN10:4772271309
ISBN13:9784772271301
販売価格:3,740円
調査研究あるいは実習中の「事故」をどう防げばよいのか? 「犯罪」「紛争」や「災害」に遭遇したときにどうすればよいか? 悲惨な事故や事件から調査者を守るために必要な知識と考え方を、自然科学から人文社会科学まであらゆる分野で検討する。
イントロダクション(澤柿教伸・椎野若菜)
Part1 安心・安全を支える
1.大学におけるフィールドワークの安全管理ー調査中の事故から考える(茅根 創)
2.大学院生のための「海外フィールドワークの安心安全」支援(野中健一・栗田和明・丸山浩明)
3.学生の海外調査の安全をどう確保するかー農学分野の在村フィールドワークの研究体験から(宮川修一)
4.フィールドワーカーのための感染症対策ーマラリア対策にみる自己防衛・社会防衛の考え方(三島伸介)
Column1 村に慣れた頃の危険ー村人とともに食べるラオスの食(原田真里)
Part2 システムと実践のはざま
5.雪氷のフィールドワークにおけるリーダーの資質ー何人かのリーダーの言動・挙動から考える(白岩孝行)
6.組織と個人の雪崩リスクマネジメントー雪崩調査チームのシステムと個人の習慣化(榊原健一)
7.海外フィールドワークへの支援体制と安全管理ーヒマラヤ山岳域調査の事例(小森次郎)
8.人類学会の安全教授と大学ガイドラインの間で(飯嶋秀治)
Column2 蛇に遭遇ーラオスの村人に助けられた経験(小久保美佳)
Part3 実践 危険に遭遇したフィールド体験
9. フィールドにおける安全対策とその限界ーバングラデシュ調査体験より(杉江あい)
10.フィールドで被災するー東日本大震災の経験から(横山貴史)
11.政変とフィールドワークー東アフリカの事例から考える安全確保(松波康男)
12.紛争と日常ーレバノンの人類学調査から(池田昭光)
Column3 ホテル・シャンハイー南スーダンでインド人ホテルマンに守られた命(橋本栄莉)
編集後記 野中健一
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