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出版社:白澤社
出版日:2021年10月22日頃
ISBN10:4768479871
ISBN13:9784768479872
販売価格:1,980円
海外では珍しくなくなってきた、夫や特定の男性パートナーがいなくても子を産み育てる女性カップルたち。
本書では、日本と海外での、女性たちが妊娠出産するための技法と子育ての経験、出会う困難やジレンマとその解決方法などを、当事者たちへのインタビュー調査にもとづいて紹介する。
性的指向にかかわらず、夫や特定の男性パートナーなしで家族をつくりたいという女性たちがその願いを叶えること、またこうした女性カップルがつくる家族が不利益をこうむることなく暮らせる社会となることは、決して特別なことでも突飛なことでもない。
男女対の夫婦と子どもという「普通」の家族だけではない、オルタナティブ家族への展望をひらく書である。
序 同性カップルが子を産み育てるということ
第1章 それぞれの家族たち──日本での調査から
第2章 それぞれの家族たち──海外での調査から
第3章 女性たちだけでの子育てを考える──彼女たちが示唆する「家族」の可能性
第4章 女性たちがつくる家族を通してみる「家族」とケア
1 女性だけでつくる家族がひらく可能性(牟田和恵)
──子の「出自を知る権利」に潜む異性愛家族規範の陥穽
2 女性たちがつくる家族と「ケアの倫理」(岡野八代)
終 章 女性たちがつくる家族もあたりまえな社会へ
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