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出版社:有斐閣
出版日:2021年04月14日頃
ISBN10:4641174636
ISBN13:9784641174634
販売価格:2,420円
近代化の中で生じる社会問題のなかで,根強く残る現代的な課題が差別問題である。本書はさまざまなマイノリティ問題を取り上げつつ,社会学が問うべきその問題の論点を深め,学問的な議論の世界へといざなう。初学者に向けていま求められる入門教科書。
序 章 マイノリティと差別との根を問う
第1部 社会的マイノリティの視点から問う個人と社会──生きづらさをこえる社会関係づくり 第1章 女性差別を身体論から考える/第2章 障害者とともに生きる/第3章 外国籍の子どもと向き合う──学校におけるマイノリティと地域
第2部 もうひとつのマイノリティ問題──国際化する日本社会とエスニック・マイノリティへの視線 第4章 異民族を売り物にする──エスニックマイノリティの観光商品化/第5章 日系ブラジル人の30年を考える──家族と居住地/第6章 在日コリアン・差別・ヘイトスピーチ──歴史から問いなおす/第7章 越境するチャイニーズとともに生きる
第3部 地域社会をこえて──マイノリティ問題への新たな動き 第8章 部落差別から日本社会を見つめ直す/第9章 ハンセン病者へのまなざし/第10章 「被爆者」と「被曝者」から差別を考える
第4部 差別をこえる──脱差別の理論と実践 第11章 環境と難民の問題をドイツに学ぶ/第12章 社会運動でマイノリティの存在を知らせる/第13章 マイノリティ/マジョリティを問い直す/第14章 差別をこえていく──沖縄からの視点
終 章 現代社会のその先へ──ポスト近代のゆくえ
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