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出版社:有斐閣
出版日:2016年06月17日頃
ISBN10:4641164738
ISBN13:9784641164734
販売価格:3,410円
いま,所得格差の拡大や子どもの貧困,教育機会の不平等を通じた世代間の格差の固定化への懸念が広がっている。子どもの「学び」や「こころ」に影響を与えているものは何か? 追跡調査から得た豊富なデータを駆使して,その実態解明に挑む。
第1章 経済格差の再生産と教育の役割─子どもと家庭の追跡調査はなぜ必要なのか?
第2章 日本子どもパネル調査(JCPS)の方法─追跡調査はどのようにして行われるのか?
第3章 親の経済力と子どもの学力─家庭環境は学力形成にどのような影響を与えるか?
第4章 学力の所得階層内格差─経済要因は学力の個人差にどのような影響を与えるか?
第5章 親の社会経済的背景と子どもの問題行動・QOL─家庭環境は非認知能力の形成にどのような影響を与えるか?
第6章 米国のデータを用いた比較分析─世帯所得と学力・心理の関連は日米で異なるか?
第7章 子どもの発達と出生時の健康─出生時体重は教育達成にどのような影響を与えるか?
第8章 教育投資と経済格差─家庭環境は教育費支出にどのような影響を与えるか?
第9章 親の学校参加と子どもの学力─ソーシャル・キャピタルは学力形成にどのような影響を与えるか?
補論 回帰分析とパネルデータの基礎
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