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出版社:有斐閣
出版日:2016年03月28日頃
ISBN10:4641131821
ISBN13:9784641131828
販売価格:14,300円
行政法上の諸問題のうち,重要ではありながら従来からあまり理論的な検討が行われてこなかったものが少なからず存在する。本書ではそれらの諸問題を明らかにし,より深い考察・検討を行い,理論上の欠缺を埋める。
●第1部 基礎理論
公物管理法理論の変化及び紛争事例の再検討=磯村篤範
公益と私益=曽和俊文
法治主義と信頼保護=高木光
行政法における「民主的な意思」=野田崇
●第2部 行政過程
学校規範の法的性質=岩本浩史
理由付記・提示と理由の追加・差替え=大田直史
行政の調査義務と裁判による統制=北村和生
行政処分と命令・条例=佐伯祐二
中国法における「行政規定」について=朱芒
行政計画の基準性について=西田幸介
制裁的公表に関する一考察=林晃大
行政判断の構造=深澤龍一郎
保護基準の設定に関する裁量と判断過程審査=前田雅子
地域公共交通の再生にかかる行政手法について=南川和宣
●第3部 行政救済
取消訴訟の機能と役割=石塚武志
韓国の取消訴訟における立証責任=金ショウ祚
公法上の当事者訴訟の守備範囲=黒川哲志
過大納付税額の不当利得返還請求の許容性=谷口勢津夫
住民訴訟における違法性論の再検討=野呂充
仮の救済=長谷川佳彦
取消訴訟における原告の主張制限と法律上の利益=本多滝夫
義務付け訴訟・差止訴訟の法定と発展可能性=湊二郎
権限不行使事例の構造と裁量審査のあり方=山下竜一
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