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絵の幸福

著者:秋庭史典
出版社:みすず書房
出版日:2020年09月18日頃
ISBN10:4622089327
ISBN13:9784622089322
販売価格:4,400円
幼少時から「息をするように絵をかいてきた」画家・設楽知昭は、ある時、絵をかくとはどういうことかがわからなくなった。ぐにゃぐにゃになり、血みどろになり、言いよどみながら、生や死という、人間であればだれもが対峙するものと向き合う画家。そのリハビリテーションの試みを、美学研究者が追った。 著者が画家を観察しつつ、芸術制作をみる基礎においたのは、ギリシア語の「中動態」すなわち能動/受動、主体/客体の対立とは別の考え方だ。 見ることとかくことが直結して反転するよう、鏡に指で描いて写し取る。等身大の人形を吊ってポリエステルフィルムにトレースをする「人間写真機」。透過光と反射光の原理。人工夢ー透明壁画。二つ折り。雲と穴。模型。妄想をかくのでなく、かくこと自体が妄想であった大きなノート。 いつしか絵とそうでないものとの区別が働かなくなり、力の抜けた「無為の場」が現れる。絵をかきながら、そんな〈仕組みをつくる〉こと。自分を自分として生きるという希望、すなわち「自由」。 画家は愛知県立芸術大学教授として長年、学生の教育にも尽力してきた。学生と対話し、技法やアイデアの練り方を語っている。画家にとっての幸せとは、人が幸せに生きるとは。論考・対話・画集を一冊にした美しい本。 はじめに I 絵を描くことがわからなくなった画家 第1章 生きるとは 第2章 絵が生き続けるために 第3章 絵が生き続けさせるものたち 第4章 絵のしあわせ II シタラと学生の対話 《大きな私と小さな私》 《片腕ノ私ガ手ヲ洗オウトスル》 タイトルをつけるということ 線で描くことについて思うこと 「五十年分の光の映画」(芸術祭のパンフレットの挨拶文) 白土舎の個展 《透明壁画──人工夢》 《ロボットになって街を歩いた》 《ガール・ピアニカ》《母の炎》 《胴切り》《空穴》《クピドの現われる街》《曇空二穴ノ空イテイル絵》 《ホテル・パシフィカ》 凸と凹の絵 《二つ折りにして封筒にいれました 手紙》 《モレスキンの大きなノート》 《鏡》《鏡ヨリモノタイプ》 あとがき 参考文献
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