本ページはプロモーションが含まれています
大気を変える錬金術 新装版

出版社:みすず書房
出版日:2017年09月08日頃
ISBN10:4622086581
ISBN13:9784622086581
販売価格:4,840円
空気から固定窒素をつくるハーバー=ボッシュ法の発明は、化学の力で文字どおり世界を一変する半世紀をひらいた。固定窒素は“賢者の石”であり、「それを探そうとする者はそれぞれ強迫的な思いにとりつかれ、それぞれの悲劇を味わった」 発明の前史から説き起こしているが、本書の中心はハーバーとボッシュ、とりわけカール・ボッシュの物語だ。アンモニア合成法の発明によって物質変換の威力の虜となり、一個人には背負いきれないほどの社会的責任を担ってしまった一人の天才的なエンジニアとして、ボッシュの人物像が浮かび上がる。彼が直接間接にかかわった無数の命の重さを考えれば、ときに表層的とも思える描像ではあるが、にもかかわらず読む者を何度も戦慄させるに足る事実がここには書かれている。将来、エネルギーと環境の問題を克服する夢の科学技術が現れるなら、それこそは、人類が絶対にあけてはならないパンドラの箱かもしれない。 大量の固定窒素が生物圏全体を変質させ、戦争の形態を変え、ヨーロッパの政治経済を大きく変容させた。発展の裏で人々にもたらされた悲惨、環境への負荷の大きさもまた、計りしれない。最終章では窒素サイクルを変えた人類へのしっぺ返しともいうべき、グローバルな環境影響が明かされる。今日の繁栄の代償の大きさに言葉を失う。 はじめに 空気の産物 第I部 地球の終焉 1 危機の予測 2 硝石の価値 3 グアノの島 4 硝石戦争 5 チリ硝石の時代 第II部 賢者の石 6 ユダヤ人、フリッツ・ハーバー 7 BASFの賭け 8 ターニングポイント 9 促進剤(プロモーター) 10 ボッシュの解決法 11 アンモニアの奔流 12 戦争のための固定窒素 第III部 SYN 13 ハーバーの毒ガス戦 14 敗戦の屈辱 15 献身、犠牲、迷走 16 不確実性の門 17 合成ガソリン 18 ファルベンとロイナ工場の夢 19 大恐慌のなかで 20 ハーバー、ボッシュとヒトラー 21 悪魔との契約 22 窒素サイクルの改変 エピローグ 解説(白川英樹) 参考文献 出典について 索引
お気に入り追加
ショップ

古本・中古価格

在庫詳細
アマゾン(中古)
検索中...
楽天市場(中古)
検索中...
Yahoo!ショッピング(中古)
検索中...
au PAY マーケット(中古) icon
検索中...
メルカリ
検索中...
楽天ラクマ
検索中...
Yahoo!フリマ
検索中...
ネットオフ
検索中...
駿河屋
検索中...
ブックオフオンライン
検索中...
スーパー源氏
検索中...
日本の古本屋
検索中...
ジモティー
検索中...
Yahoo!オークション
検索中...
モバオク
検索中...
DMM通販(中古)
検索中...
HMV & BOOKS(中古)
検索中...
ebookjapan(電子書籍)
検索中...
BookLive(電子書籍)
検索中...
honto(電子書籍)
検索中...
楽天kobo(電子書籍)
検索中...
紀伊国屋(電子書籍)
検索中...
お気に入り追加

新品・買取・口コミ

関連書籍

履歴すべて削除

キャンペーン・割引クーポン

©2006-2025 Bookget  古本買取  運営情報